革のデザインコンテスト2019
in 東京レザーフェア

革のデザインコンテスト2019 in 東京レザーフェア

ファッション、インテリア、生活雑貨など、新しい価値を生み出すアイデア大募集!

革コン2019最終審査結果発表(2019.12.7)

2019年12月4日(水)、第101回東京レザーフェア にて最終審査結果が発表、表彰式が開催されました。受賞作品(最優秀賞、優秀賞、入賞)を公開いたします。画像をクリックすると大きい画像がご覧頂けます。 ご応募いただいた全ての方、投票に参加いただいた皆様、ありがとうございました!

クリエイティブ部門

最優秀賞

leather block

酒井 秀幸

様々な場所やシーンに合わせて、積み木遊びのように自由に形を変える革の家具はできないかと思い、leather blockを考えました。 ジョイント穴の開いたレザーのクッションブロックに、縦ジョイントを差し 込むことで上下を、リング状の横ジョイントを穴に入れその中に縦ジョイント を通すことで横方向をつなぎます。 ソファーでもベッドでも、使い方も大きさも、無限に広がる「革の積み木] 家具です。

優秀賞

グラ帽子

金子 裕太

一見ボロい?それが良い。 なせこのようなデザインにしたかと言うと、元々野球が好きで革のコンテストということもあり、グローブなどの野球の道具を他の物に活かせたら1つの新しいジャンルが生まれるのではないかと思いデザインした。 結果は、野球の道具はバスクットキャップにぴったりで、ものすごくオシャレなデザインに仕上がった。

入賞

多重構造複雑系ブルゾン

大谷 順

数多くの要素で構成され、それぞれの要素が相互かつ複雑に絡み合った系のブルゾン
複雑なディティールとその組み合わせにより、1つのデザインを組み立てていった。そのデザインは一定の秩序と美と、完成に向かうパワーを内在する。これはその過程の完成形

GEOMETRIC

狩野 京香

「幾何学折り紙」の曲線の綺麗さや形の面白さから、靴にできないかなと思ってデザインしました。 全て白の革を用いることで、より造形的になると思います。

Hokusai Wave

堤 三郎

江戸時代の代表的な浮世絵師である葛飾北斎の富嶽三十六景の一図をモチーフにしたハイヒールです。 高く激しく渦巻く大波の美しい曲線をヒール部に活かして、幾重にも重なる波をカラーの革を重ねて表現しています。 国外にもファンも多い有名な浮世絵を取り入れることで、今日ますます注目されている日本の伝統文化を新たな形で世界に向けて発信できるようなデザインを目指しました。

ライダースメット

土井 槙子

バイク用ヘルメットは頭部の保護を目的としており身に着けるものでありながら装飾品ではありません素材やデザインはメカっぽくスポーティーなものが殆どでたまにクラシックなタイプがあるくらい。 バイクそれ自体には幅広いデザインがあり、 バイカーのファッションももちろん様々。それなのにヘルメットにバリエーションかないのでは、スタイルが完成しないのでは? そんな思いで、革のライダースに合わせて統一感の出るヘルメットをデザインしました。バイクを”鉄の馬”と呼ぶことに因み後頭部にはたてがみのように風になびくフリンジを。 多くのヘルメットに使用される軽くて強いカーボンを芯材とし、防護性の高いフルフェイスを採用。革素材と組み合わせることで安全性とデザイン性を両立させました。使い込む程に味が出てくるところも魅力。 ヘルメットを被ることでよりかっこよく、安全に運転して欲しいという願いを込めました。

手を繫ぐ鞄

長谷川 光月

サラリーマンが持つビジネスバッグからイメージ。 毎朝、1人で通勤するサラリーマンの孤独を解消するため持ち手を手にし、手を繋いだ状態で持ち運ぶ。 少しでも温もりを感じられるような鞄を目標にデザインした。

防災マスク

原田 雄太

災害の多い日本では防災頭巾を常に身につけて欲しいと考え作品を作りました。 丈夫な皮を使い火事や地震から身を守る。

わんレット

細田 藍良

犬をペットとして飼っている人、犬が好きな人がいつでもどこでも一緒に連れていけるようにブレスレットとして犬をモチーフにしました。

拘束

吉田 朱里

日々、いろいろなものに拘束されて縛られて生活する現代で、そんな中でもかわいくいたいとゆう思いでかきました。 縛られていても進んでいくという意味でくつになっています。

プロダクト部門

最優秀賞

Trunk Suit

小西 健太

SF映画で目にする、近未来的で物が何かに変身する。 というアイデアから着想を得ました。 トランクケースというレトロなバッグをベースに、継ぎ目の各所にあるベルトを外すと、内側に織り込まれている裏地が出てきて、関節などの動きが必要な箇所となり、トップスに変身する仕組みに。

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優秀賞

神威〜かむい〜

山本 啓介

この作品は「大工雛形」という神社仏閣等の建築のために作成された図案集に有った、日本古来の紋様を元に作成しました。渦を巻いているとこうは雲を長く尖っているところは雷を、踵の部分にあるのは唐草模様と言って、植物の葉や茎を表しています。 作品名の「神威」ですが、「神様の力」を意味しています。そこで本体の横に取りつけたものですが、まさにこれが滲みでた神威の一部を表わしています。素材はヌメ革を2枚程重ねたものを染料で染め、太鼓鋲を打って取り付けてあります。またベースカラーの朱色ですが、魔除けの色として知られていて、その力も神威の一部と解釈して使用しています。 昨今、日本の素晴らしい伝統技術が後継者不足や需要の低下などで消滅しつつあります。もちろん靴業界も例外ではありません。そこでこの作品のような伝統技術とコラボした作品がもっと世に出れば、そういう世界を知ってもらう。それの一助になれたのなら幸いです。

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入賞

KOMA

石黒 也々子

古くから私たちの日常に寄り添うこま犬と現代のポップなディティールとカラーを融合したバッグです。 こま犬の水玉模様をキルティングで浮き立たせることで躍動感のあるバッグになります。 その日のコーディネートの中心になるようなバッグにしました。

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Search

魏 嘉

私のコンセプトは科学技術です。科学技術は社会の発展を促進する。科学技術は創造と破壊という両面性を持っています。 車、飛行機等交通手段の発明は人類の出かけに便利させ、ロボットは人間の代わりに危険な仕事ができますが、科学技術の発展につれ、人間に悪い影響をもたらしました。戦争災難のほか、人間生活への悪い影響も現れました。 第一次世界大戦と第二次世界大戦では、科学者は国家によって動員され、化学兵器や核兵器の開発に加担し、戦争の帰趨に影響を与え、多くの人々の命を奪ってしまう悲惨な結果を生んでしまった。アインシュタインは「科学技術の進歩というのは、病的犯罪者の手の中にある斧のようなものだ」と述べた。 マイカーの普及に伴い、便利を体験するほか、排気ガスのせいで空気も悪くなるばかりです。 科学とファッションデザインは似ているところがある。科学とファッションデザインを植物にたとえるなら、コンセプトは一つの種を設計したステップであり、つまり植物の様々な部分であり、その獲得された果実は最後に現れる作品である。科学は人間の欲求から何度も繰り返して実践して得られた成果である。デザイナーが科学者と同じで、デザインプロセスが実験プロセスだと思う。 科学技術光と暗のバランスポイントを見つけることからファッションデザインにおける発想と実用性のバランスポイントへ連想します。 現在の多くのデザイナーがひたすら発想型を追求するばかりで、素材だけを求めて、スタイルの重要性を見逃しました。そして、今日の作品はスタイルから出発し、発想と実用性のバランスポイントを見つけようとします。 メインカラーはスモーグのグレーでから発想してきた、サブカラーはさまざまな化合物が燃やした色です。

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もう寂しくない

キム ハンビム

恋人がいなくて、または別れて寂しくなった時、その寂しさを手と手をつながることで無くしてくれるバッグです。 クラッチバッグで下の手の部分で持ちます。そして腕の所を小さい手が腕を抱いてくれて安心感もくれて持ちやすいです。

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リサイクル

Jung Hye RYEON

環境に関するドキュメンタリーを見てとても ショックを受けた。 “地球が幸せでこそ私たちも幸せに安全に生きて行ける!! 私もまだ環境を守るためについて知らないことが多いが、 一人ひとり環境を守る人が増えれば環境問題も少 しずつ解決できると信じている。 リサイクルという主題でこの帽子を製作するようになったし、この帽子を見た人たちがもっと環境について考えて欲しい。

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Shellpumps

三觜 麻里子

貝のような形のパンプスを作ります。 ふくらんだ形状のアッパーに、革レースで装飾します。ボリュームのあるデサインですが歩行に影響しないよう、内くるぶし側は、ふくらみをやや小さくしました。 貝の中は、深いえぐりのパンプスが内蔵されています。

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Crow’(クロウ)

宮島 舞唯

見た目が消臭 (掃除)スプレーに見えないようにするカバー。 モチーフは、医師用の保護マクスと服装、17世紀のペスト専門の医師が身につけていた。その時、くちばしいに香水やハーブを詰めていて呼吸する時、いい臭いがしていた。詰めてた理由としては、毒をふくんだ悪い空気(病気)を追い出すといわれている。

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Absorption

栁田 剛徳

工業用のバネをヒール部に採用することで歩行時に生じる衝撃を吸収し、かつその反発力を推進力に変換することでエネルギー効率の良い歩行の獲得を目指しました。 さらにアッパーの各所にクッション材を配置することで高いホールド力と安定性を発揮しつつ、アッパーによる生体への負担を軽減させ、固定性(安定性)と快適性の両立を目指した近未来的なデザインの靴です。

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革巾着リュック&ポーチ

山下 真五

侍が帯刀するように、現代人も傘を帯びたら、かっこいいのでは、と思い『傘を帯びる』をコンセプトにデザインしました。 細いベルトに傘を巻きつけることで、簡単に傘を身に着けられます。 また、傘が地面に対して垂直気味に装着されるため、歩いても人に当たりにくくなっています。

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プロダクト部門 佳作

Web人気投票、終了いたしました(2019.8.19)

TLF革のデザインコンテスト、応募作品Web人気投票は8月18日をもって締め切らせていただきました。投票に参加いただいた皆様、どうもありがとうございました。 最終審査の結果はこのページにて、引続きご報告いたしますので、お楽しみに!

応募部門・賞について

最優秀作品には賞金やあなたのアイデア作品を
職人が作ってくれる特典も!
クリエイティブ部門
どなたでも応募できます!(職業、国籍を問いません)
指定の[デザイン用紙]にデザイン画のみでご応募ください。
最優秀賞
1作品/賞金20万円+職人による実物製作サンプル
優秀賞
1作品/賞金10万円+職人による実物製作サンプル
入 賞
8作品/TLFオリジナル革製品
最優秀作品には世界最大の皮革見本市
イタリア「リネアペッレ」にご招待!
プロダクト部門
プロ、アマ問わず、ご自分で製作できる方! デザイン画で応募後、作品製作にて最終審査となります。 ※第一次審査を通過された応募者には、製作用の革が提供されます。
最優秀賞
1作品/賞金20万円+イタリア・リネアペッレ見本市にご招待
優秀賞
1作品/賞金10万円
入 賞
8作品/TLFオリジナル革製品

入賞までの流れ

クリエイティブ部門

  • STEP1

    応募期間

    2019年6月1日(土)〜2019年6月30日(日)

  • STEP2

    一次審査

    7月中旬

  • STEP3

    一般投票

    2019年7月22日(月)〜8月18日(日)/当サイトにてインターネット投票受付

  • STEP4

    最終審査

    8月下旬 ネット投票と合わせてTLF審査員会にて審査、各賞を決定

  • STEP5

    サンプル化の制作

    最優秀賞と優秀賞作品の企業によるサンプル化/2019年9月〜2019年11月下旬

  • STEP6

    入賞発表

    11月中旬

  • STEP7

    表彰式&作品展示

    2019年12月4日(水)第101回TLF会場にて

プロダクト部門

  • STEP1

    応募期間

    2019年6月1日(土)〜2019年6月30日(日)

  • STEP2

    一次審査

    7月中旬

  • STEP3

    一般投票

    2019年7月22日(月)〜8月18日(日)/当サイトにてインターネット投票受付

  • STEP4

    製作期間

    2019年上旬〜2019年10月21日(月)

  • STEP5

    作品の応募締め切り

    2019年10月21日(月)までに完成品を事務局まで送付

  • STEP6

    最終審査

    TLF審査委員会にて完成品で審査/イタリア、リネアペッレ審査委員会にて写真審査 各賞を決定

  • STEP7

    入賞発表

    11月中旬

  • STEP8

    表彰式&作品展示

    2019年12月4日(水)第101回TLF会場にて

応募について

ゲスト審査員

山縣 良和

ファッションデザイナー

セントラル・セント・マーチンズ美術学校卒業
ジョン・ガリアーノの デザインアシスタントを務めた後、帰国
インターナショナルコンペティション ITS#three Italy にて3部門受賞

ベーシックライン「written by」を発表
毎日ファッション大賞・特別賞を受賞
東京ファッションアワード(TFA)受賞

坂部 三樹郎

ファッションデザイナー

エスモードパリを経て、アントワープ王立芸術アカデミーのファッション科を首席で卒業。帰国後「MIKIO SAKABE」を設立。

LVMHプライズ候補となる。

萩原 輝美

ファッションディレクター

毎シーズン、ミラノ、パリなど世界のデザイナーコレクションを取材。ファッション雑誌に記事、コラムを寄稿する。大学、専門学校の各種セミナー講師、デザインコンテスト審査員を務める。エレガンスをリアルに落とし込むファッション提案に定評があり、セレクトショップのプロデュースも手がける。最近は着物にも関心を広げ、ファッションと同じように日常にとり入れる企画、提案をしている。趣味は乗馬。

展示会・見本市

50年の歴史を持つ日本最大の「革」の見本市

東京レザーフェアへ行こう!

101回東京レザーフェア [http://tlf.jp]

2019年

124日(水)9:00〜17:00(受付終了 16:30)

125日(木)9:00〜16:30(受付終了 16:00)

業界のプロやメーカーに向けて次のシーズンの靴やバッグ用の革・その他の材料が一堂に展示されるビッグイベントです。受付で登録をすれば一般の方も入場できます。最新トレンド情報発信コーナーやトレンドセミナーを開催!

会 場:都立産業貿易センター台東館 4-7F

東京都台東区花川戸2-6-5[MAP]
浜松町館から浅草に変更しています。ご注意ください。

・東京メトロ 銀座線(地下鉄) 「浅草駅」7番出口 徒歩5分
・東武伊勢崎線「浅草駅」 徒歩5分
・都営浅草線(地下鉄) 「浅草駅」A5番出口 徒歩8分

世界最大の皮革見本市

「リネアペッレ」(イタリア)

最新トレンドを発表し、世界をリードしている国際見本市です。 毎回、世界各国から2万人前後の来場者があります。 東京レザーフェアとは長年にわたって友好関係にあり、毎回、東京レザーフェア会場にグループ出展するほか、最新素材のトレンドコーナーを設置し、積極的な情報発信を行なっています。

革コン2018 受賞作品

クリエイティブ部門 受賞作品

最優秀賞
金継ぎ
孫 静
優秀賞
インダストリアルブーツ
小林 正弥

プロダクト部門 受賞作品

最優秀賞
ひみつの思い出帳
村田 裕哉
優秀賞
躍動感
坂林 拓人

その他、昨年度の受賞作品詳細は[こちら]から

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