第10回 革のデザインコンテスト2020
in 東京レザーフェア

革のデザインコンテスト2020
in 東京レザーフェア

最終審査結果発表

クリエイティブ部門・プロダクト部門の受賞作品が決定しました。
10周年記念コンテンツ、ゲスト審査員による「審査員賞」も発表します。

ネット投票、TLF審査員会による厳正な審査を経て、革コン2020の受賞作品が決定いたしました。画像をクリックすると大きい画像がご覧頂けます。ご応募いただいた全ての方、投票に参加いただいた皆様、ありがとうございました!

また、2021年5月26日(水)・27日(木)開催予定の、次回[東京レザーフェア]にて、作品展示が行われる予定です。こちらもお楽しみに。

Newプロダクト部門 一次審査通過作品のリストと写真も公開いたします。(2021年5月20日)

クリエイティブ部門

最優秀賞

NATURE POD

根本新大

テーマは「自然との共生。」
シューズを履いた時に自然との繋がりを感じる、大地を履いているような感覚を形にした。
繭や木、土など自然のモチーフとしたデザインに加え、そのまま自然に還せる事を考慮。具体的にはクロムフリーのレザーや、天然ゴムなど、生分解可能なマテリアルの使用を想定している。
(マテリアル)
繭のアッパー:スエード+ラバーコーティング
木のミッドソール:革底+レーザーカーヴィング
土のアウトソール:ラバーソール(レザー配合)
茎と葉の靴紐:レザー

デザイン画

優秀賞

BUTTERFLY-WING

古本竜一

新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、感染症対策の徹底や、社会的距離を保つなど、人と人との物理的距離を維持しながら生活を送ることが日常となりました。「咳エチケット」「手を消毒する」「手を触れない」などの感染症対策により、マスクや消毒スプレーを携帯して外出することが常識となっています。
そこで、携帯用の消毒スプレーに焦点を当て、蝶が羽を広げた形をしたボトルケースを提案します。
このケースは、手を消毒する機能のほか、羽を折り曲げて物を掴むことができます。直接手を触れることなくドアのハンドル操作や、電車の吊手や手摺などを握ることが可能です。また、蝶の頭(キャップ)の先端でエレベーターやドアホンなど、街中にあるボタンに手を触れることなく押すことができます。
チャームとしてカバンに付けて出かけると「新しい生活様式」のネガティブな気分を晴れやかにすることでしょう。

デザイン画

入賞

狩衣革ジャンでオシャレに

上野真美

作品の主旨

私は昔の平安時代、江戸時代の服がとても好きです。昔の服に魅力を感じています。日本独特のデザインでとてもオシャレで個性的だと思います。特にその中で狩衣が好きです。この狩衣を革ジャン風にしたら今の時代に着たらユニークでオシャレに着こなせるんではないかと思いデザインしました。

セクシーヒップリュック

二宮香樹

作品の主旨

思わず2度見してしまうようなリュックを考えた。拙い絵であるが、もう少しレザーパンツをはいたセクシーな女性のヒップをイメージしていただきたい。光沢のあるレザーや望ましく、口金とファスナ一の色はシルバーで統一したい。ブラックも良い。がま口型。

agingblossom

押見美優

作品の主旨

2021年の夏に行われる予定のオリンピックに向けた傘をデザインしました。オリンピックに訪れる外国人観光客が日本を感じられるものが残されるように、傘の形を桜にし、桜の花びらのエンボス加工を入れました。革は日光により変色するデメリットがありますが、それを逆手にとって日傘として使い変色するとよりエンボス加工が際立つようにしました。

電動車椅子用革ポケット

三浦和俊

作品の主旨

障がい者や、ご老人などが利用する車椅子も、昨今の技術革新によりよりスマートにモデルチェンジし、電動車椅子も未来の乗り物のように健常者も憧れるデザインに仕上がってきています。
その電動車椅子のサイドカバーパーツを革仕様で構成し、小物などをすぐ使えるようなポケットを施しました。
革製品と最新のモビリティとの融合で、必要とされる方に意味のあるモノを届けたいと思いデザインしました。

グランピクニック Ver.1

盧意屏

作品の主旨

ピクニックとドリンクカバーからインスパイア。バッグのサイドに木目調の革を使用。このカバンに好きな飲み物を入れて持ち運び、友達とゆっくりしたいです。ソフトドリンク、ミネラルウォーター、コーヒー、お茶等。優雅にアルコールパーティーをしてみてはいかが?自分だけのピクニックを楽しむのもよいです。

wave

李樹鉉

作品の主旨

本ぞこの部分を波を形象化させてデザインしました。

レザードットサドルバッグ

越後公貴

作品の主旨

アメリカの西部劇からインスピレーションを受けて、このバッグをデザインしました。もともとは馬に背負わせていたサドルバッグを人単体で移動する際に馬から外して肩に乗せていたことから改めて人用にデザインし、現代でも使いやすいようにアレンジしました。ロケーションはシティで、少しエレガントなコーデに取り入れるのがおすすめです。またポーチを取り外して、ハンドバッグやポシェットにし てカジュアルコーデに取り入れていただけます。

LEATHER AID

宮田賢二

作品の主旨

「通気性に優れ肌に馴染む」という革の特性を活かした革製の絆創膏(ばんそうこう)。痛々しく見える普通の絆創膏と比べ、身体を保護しながら同時に美しく着飾ることができるので、体だけではなく心のケアにもつながる。
革の裏面に消毒液を含んだ粘着性の透過フィルムが貼付されており、適当な長さにカットし患部に自由に巻きつけて使用する。

審査員賞 ゲスト審査員の紹介はこちら

山懸良和氏選出

レザードットサドルバッグ

越後公貴

山懸氏コメント: モデル、色、デザイン、アイディア全体のバランス感覚が現代的なアプローチを感じました。 本コンクールの傾向上、アイテムのデザイン画が多い中で、モデルも含めたデザイン画によって差別化され、また人間の空気感そのものも伝わってきました。

作品の主旨

アメリカの西部劇からインスピレーションを受けて、このバッグをデザインしました。もともとは馬に背負わせていたサドルバッグを人単体で移動する際に馬から外して肩に乗せていたことから改めて人用にデザインし、現代でも使いやすいようにアレンジしました。ロケーションはシティで、少しエレガントなコーデに取り入れるのがおすすめです。またポーチを取り外して、ハンドバッグやポシェットにし てカジュアルコーデに取り入れていただけます。

坂部三樹郎氏選出

EXPANDED CEMENT

リロン

坂部氏コメント: 革の使い方が未来につながる感覚で、軽さがあります。靴自体もソールとアッパーがきれいにデザインとして融合していて新鮮でした。ファッションの中でも靴は唯一の人と地面との接点でもあり、建築物のようなバランスとファッションがうまく混ざっているのも印象的です。

作品の主旨

インダストリアルなデザインアプローチを採用したスニーカーです。スニーカーの幾何学的形状。シャープで充実しています。

萩原輝美氏選出

NATURE POD

根本新大

萩原氏コメント: 現代のキーワードである、自然、エコロジー、スポーツテイスト、ユニセックス、エイジレス全てがクリアーで新鮮なシューズです。自然と共存する、これからのライフワークに商品化できるレザーアイテムです。

作品の主旨

テーマは「自然との共生。」
シューズを履いた時に自然との繋がりを感じる、大地を履いているような感覚を形にした。
繭や木、土など自然のモチーフとしたデザインに加え、そのまま自然に還せる事を考慮。具体的にはクロムフリーのレザーや、天然ゴムなど、生分解可能なマテリアルの使用を想定している。
(マテリアル)
繭のアッパー:スエード+ラバーコーティング
木のミッドソール:革底+レーザーカーヴィング
土のアウトソール:ラバーソール(レザー配合)
茎と葉の靴紐:レザー

プロダクト部門

最優秀賞

世界一蹴りずらいサッカーボール

壱岐よな

世界一蹴りずらいサッカーボールです。(鑑賞用)
パッキング技法を使って顔をぷっくらします。
テーマ:平和
コンセプト:赤ちゃんは癒される存在です。純粋で可愛くて憎む顔をしません。そんな心がきれいで純粋で罪のない心を思い出せるようにということをこめました。そのような赤ちゃんの色々な表情がこの作品にはあります。なぜサッカーボールなのかというとサッカーボールは就るもので赤ちゃんは就れないものです。蹴るものと蹴れないというま反対のものをかけてみたら面白いんじゃないかと思い組み合わせました。また、サッカーは世界に知れるスポーツなのでこの可愛く癒される純粋な表情を世界に知らせたいということもこめられています。

デザイン画

優秀賞

革座イス

松橋孝之

「インテリア(プロダクト)における革の利用拡大」をテーマに提案を作成いたしました。これまで革があまり用いられてこなかったシーンに対して、革の利用を促すアイデアとして考えたのが「革座イス」です。大きな流れとしては住宅における和室の減少がありますが、一方で、インバウンド需要等から、日本のならではの「日本らしさ」に対する価値や需要が高まっています。 そういった中で、和室の象徴ともいえる「座イス」に革を用いる事で、現代の日本の空間に対して提案できる「日本らしさ」を表現できないかと考えました。 ニュートラルなデザインと革の質感によって「いわゆる“和”のイメージ」に寄り過ぎず、モダンな雰囲気のダイニングセットやソファセットとも調和するプロダクトを目指しました。座イスに附属する座布団も革のクッションに置き換える事で、ソファに合わせるクッションと揃える等のコーディネートも可能となります。
 

デザイン画

入賞

シーbag

植木悠元

作品の主旨

昔から海が好きで小さい頃、魅力的に見えたものは今になっても魅力を感じられる事があってそういうものを作品にしたいと思い浮き玉をイメージしたデザインにしました。今となってはあまり製造されておらず、ほとんどが装飾になっていってるのでもっと身近に新たに使えるように鞄にしました。
sea bag=海のバッグ see bag=見る(観る)バッグ
見る(観る)ことも飾るととも実際に使うこともできる。
色んな使い方ができる面白い鞄です。 インテリアにも鞄にもなります。

デザイン画

メディカルダレス

岡田俊夫

作品の主旨

ダレスバッグはもともとお医者さんが使うカバンですが、見た目はカラフルで可愛くマンガチックにデフォルメし、用途は色々…
前面プロテクターにマスクケースと除菌スプレーを配置しこれからの時代の必需品を収納!

デザイン画

JURASSIC SHOES

島田竜太郎

作品の主旨

福井旅行で”恐竜博士”に出会った。スーツにネクタイ、白衣をまとい、足下には革靴。彼はまだブロンズ製だったが、将来、科学の力で恐竜が蘇り、さらに博士が誕生したときのために本物の革靴を作ってあげたくなった。

デザイン画

革紐の水引

志水樹

作品の主旨

革紐を用いた水引を作ってはどうかと思いこのアイデアを出しました。今の時代水引なんてと思われるかもしれませんが、今年卒業した私自身の体験だと、やはりそのまま現金を渡されるよりも、おしゃれなお包みでもらったほうが、喜びが何倍にも増します。また、自分でハンドメイドをする人が増えたこの時代、水引をアクセサリーに作り替えることが出来るようになりました。通常の水引でももちろんオシャレですが、使うにつれて味が出てくる革だと思い出とともに、長い時間楽しめるのではないのでしょうか?これは、再利用にもつながるので、これからの時代にもぴったりだと思います。革紐は、革の端切れからも取れるので、無駄なく革を使うことができます。

デザイン画

ハンモックシューズ

堤三郎

作品の主旨

からだ全体を優しく包み込み、重力から解放されたかのようにゆらゆらと優雅に揺れるハンモック。そんなハンモックをモチーフにし、前後で骨組みに引っ掛けるかたちで宙に浮かせた靴の提案です。
ソール部分が足全体を包み込むオパンケ仕様となっており、このソールの前と後ろでステンレス製の骨組みと連結。ふわふわと浮遊しているかのような不思議な履き心地をお楽しみいただけます。中央のベルトで足のホールド具合と揺れ具合を調整できます。

デザイン画

ピサの斜塔

原田翔太

作品の主旨

イタリアのピサの斜塔をモチーフにしたブーツです。本物のように斜めに見えるようになっています。革はヌメ革を使います。一つのバーツになっており、縫い合わせ立体感を出したり、革を濡らして立体感を出したりする。色は革専用の染色で白にします。

デザイン画

湯かわご

藤本茉優佳

作品の主旨

温泉地、銭湯で手にして歩く「湯かご」、丸いフォルムとふんわりした大きさはそのままで革の特徴を活かした新しい形のデザインです。 「温泉に通うほど手にしたい、手にするほどまた温泉に行きたい」が テーマです。手にするほど革は味をだし、「自分の湯かご」へ変化していきます。湯が恋しくなることが目標です。真ん中に大きくあいたデザインで自分のお気に入りの手ぬぐいを見せることもできるのがポイントです。この穴を通して温泉街に新しい風を吹かせます。

デザイン画

MOVABLE

栁田剛徳

作品の主旨

側方に継手を取り付けたブーツ。ブーツの足関節の安定性を残しつつ、前後方向への可動性を付与することで歩行動作が格段にスムーズになるのではと考えた。さらに、大きく開いた履き口・継手周辺の開放・ 甲部分へのメッシュ素材の採用により着脱性や通気性の向上につなげたいという実験的要素の強い作品です。

デザイン画

審査員賞 ゲスト審査員の紹介はこちら

山懸良和氏選出

ハンモックシューズ

堤三郎

山懸氏コメント: 実際には履いていないので、どのような履き心地なのかわかりませんが、靴が宙に浮いている構造はとても夢があり、靴の概念の未来へのポジティブな想像が膨らむ作品だと思いました。おめでとうございます!

作品の主旨

からだ全体を優しく包み込み、重力から解放されたかのようにゆらゆらと優雅に揺れるハンモック。そんなハンモックをモチーフにし、前後で骨組みに引っ掛けるかたちで宙に浮かせた靴の提案です。
ソール部分が足全体を包み込むオパンケ仕様となっており、このソールの前と後ろでステンレス製の骨組みと連結。ふわふわと浮遊しているかのような不思議な履き心地をお楽しみいただけます。中央のベルトで足のホールド具合と揺れ具合を調整できます。

デザイン画

坂部三樹郎氏選出

MOVABLE

栁田剛徳

坂部氏コメント: 革を新しい印象に使っていてとても新鮮でした。靴としてもフォーマルシューズやスニーカーなどのジャンルにとらわれず、どこか未来的で、フォルムも美しく、履いてみたいと思わせてくれる魅力的なものになっています。

作品の主旨

側方に継手を取り付けたブーツ。ブーツの足関節の安定性を残しつつ、前後方向への可動性を付与することで歩行動作が格段にスムーズになるのではと考えた。さらに、大きく開いた履き口・継手周辺の開放・ 甲部分へのメッシュ素材の採用により着脱性や通気性の向上につなげたいという実験的要素の強い作品です。

デザイン画

萩原輝美氏選出

Stay Home Shoes

志治寛之

萩原氏コメント: 従来あるサボとは違い、繊細なカットワークがエレガントです。もう少し軽いと実用的だと思います。2020SSはサボが復活の兆し、バリエーションのデザインにも期待したいです。

作品の主旨

新型コロナウィルスが猛威をふるう中、人々の生活様式が変わりつつある今日、家の中でも気軽にシェイプアップできるルームサンダルです。アッパーにヌメ革を採用することで革の経年変化を楽しむことができます。
また、カーフベンディングを施すことで足に馴染みやすく、圧迫感を緩和することができます。革の履きご心地の良さを体感することで、外履きの革靴の購買意欲にも繋がります。

デザイン画

プロダクト部門 佳作

プロダクト部門 一次審査通過作品

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