●革のデザインコンテスト2013各賞決定!
12月5日(木)第89回東京レザーフェアの会場において本年度の「革のデザインコンテスト」の授賞式が執り行われました。東京レザーフェア主催者、協同組合および協賛のイタリア・リネアペッレより、入賞者に賞状やプレート、副賞などが贈られました。
[プレゼンター] 西谷秀機(協同組合資材連 理事長)、ロベルト・リッチ(リネアペッレ 企画委員)
アイデア部門
最優秀賞
ふろしきのかばん(中田 真梨子 様)
使い勝手がよく、革製品の特徴である「長く使う事ができる」という点を生かしつつシンプルで、日本らしいもの。一枚の紙や布から、様々な用途を生み出す日本の伝統的な工芸品が好きな私は、丈夫な革でもそれを作ることができないかと考え、このデザインに至りました。
優秀賞
おしゃれ革抱っこひも(花城 鮎美 様)
革の抱っこひもだとかなり頑丈でしっかりと赤ちゃんを支えてくれるはずです。従来の抱っこひもだとなんだか恥ずかしかったお父さんもこんな抱っこひもであれば使ってくれるんじゃないかと思い細部のディティールにもこだわっておしゃれに仕上げました。丈夫で長い間使えるし加工がしやすい革の長所を最大限に生かせるアイテムだと思います。
佳作(10点)
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saddle
(野村 悠 様)
馬の鞍からインスピレーションを得た木馬のように乗って揺らし遊べる乗り物。上質な革に子どもの頃から触れられる子ども用おもちゃを目指しました。
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ブックカバーwithペンケース
(田村 香奈絵 様)
「学歴社会」や「手に職を」と言われる現代、学生も大人も電車やバスの中などで立っていても座っていても勉強している姿をよく見かけます。そういった人たちの「書く」作業がやりやすいような実用的なデザインにしました。
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BottleBag
(広畑 薫 様)
ワインボトルが入る革製の専用ケース。ワインの贈り物用だけでなく、お洒落なインテリア雑貨やファッションアイテムのバッグとしても使う事ができます。
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Antique umbrella
(岡 美帆 様)
まるでアンティークの地球儀のような味わいのある日傘を全てレザーで使用することにより、経年変化でさらに味わいのある深い色合いへと変化していく様子を楽しめます。
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BoxBox!
(永淵 光 様)
BoxのあつまったBag!荷物が多い日時はBox全部使って、ちょっと買い物の時はBoxひとつだけ!なんて、その時に合わせて!今日の気分でBoxBox!
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雨も大好き革ランドセル
(本永 一華 様)
「晴れの日も、雨の日も楽しめるカバン」があればいいな、と思いこのアイデアを提案します。ランドセル等に使う事で、いつでもどこでも、どんな日にも、一緒に走り回り、新しいキッカケや発見に出会うための相棒になってほしいと思います。
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ベルトバッグ
(毛塚 順次 様)
紙袋を大切に使用可能にする革製のエコバックです。フレームはベルトでできた折り畳み式のバッグです。紙袋のデザインにより様々なデザインを楽しめます。
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レッグバッグ
(若松 雅通 様)
オートバイに乗っていて使いやすい太ももの上にバッグを持ってきました。財布、高速道路の通行券、ハンカチ、ティッシュなどが収納できる薄手のバッグ。腿に固定する2本のベルトと、下にずり落ちないように腰のベルトにつなぐベルトで構成しました。
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げたかわ
(佐川 さきな 様)
西洋にはブーツという革でできた靴があれば、日本には、げたがある。それを革にしてみたら新たなげたができるのではないだろうかと思いこの作品にしました。色も革なので可愛い色になると思います。
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ブーツの形のえんぴつ削り
(伏見 祐莉子 様)
見た目は革靴(ブーツ)。リアルでこんな靴売ってるんだ、と思ったらえんぴつ削りの機能が付いた文房具。ペンスタンド、えんぴつ削りとして使えて、インテリアとしても使えます。
デザイン制作部門
最優秀賞
Le zaboo(董 芸 様)
革の持つ柔軟さ、なじみやすさそして強度を、幾何学的な造形によって、最大限に引き出されている。竹と革という珍しい共演により、それぞれの素材の美しさを引き立たせている。さらに、ざぶとんのように上に積み上げられるという楽しさと供に収納面でもその便利さを主張している。
優秀賞
折りたたみしましまバッグ(森谷 敦子 様)
厚手の革でできたバッグはかさばるので、収納時に便利な折りたたみ式にしました。「一見普通のバッグだけど実は折りたためる」という遊びとして捉えていただけたらと思います。
あくまでも使うことが目的なので見た目のかわいらしさ重視でデザインしました。
佳作(10点)
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ふたつの時を刻む時計
(濱口 真奈 様)
時とともに変化していく時計。ベースをヌメ革で作っているため、日焼けなどで少しづつ色が変化していき、数年後には違った表情の時計になっているはず。経年変化を楽しめる革時計。時計の針と共に時を刻んでいきます。
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BABY BAG
(畦地 由起 様)
テーマはバックとしても使える赤ちゃんの抱っこ紐です。最近では働きながら子育てをする方が多いので、バックの機能も合わせ持った抱っこ紐を作りたいと考えました。子育て後にも仕様出来るので、長い間愛用してもらえたらと思っています。
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モダンサバイバルボディバッグ
(橋本 直也 様)
サバイバルグッズのような高い機能性と現代のボディバッグを合わせ、ボディバッグより体に馴染み、見た目は私服に近いモダンサバイバルバッグをデザインしました。
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ShareBag
(中村 里奈 様)
「分け合う」をテーマにして考えました。用途は、ごちゃごちゃしがちなかばんの中を分かりやすく分別する事です。また、かばん本体に付いている6個の入れ物はファスナーで取り外しが出来て小物入れや小銭入れとして使う事が出来ます。
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ヒカリのカタチ
(中澤 沙季 様)
木の持ち手と革の胴コンビで鞄を作りました。金具も加工し、木で出来ています。革と異素材を組み合わせたデザインを探りながら作ったものです。
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旅する財布
(佐藤 大輔 様)
テーマは手に取ったら”旅”に出たくなる。日々、人は日常の中で”旅”をしています。通勤、通学といった”旅”をしています。その旅の中で毎日使い、使う度に味わいを楽しめるものを提供したいと考えたものです。
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PECORTO
(横張 圭祐 様)
ペコ(peco)っと折ると(orto)口が閉じるかばん。平面のものを立体に起こす紙箱の構造からヒントを得ました。ハリがあるのにしなやか。といった革の特性を活かすことのできるデザインだと考えます。金具を必要としないのも特徴です。
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ふわふわしゃぼん
(内林 祐子 様)
黒や茶色で重たいイメージになりがちな革靴を軽やかなイメージにしたく考えました。テーマはしゃぼん玉。鮮やかな色の革を何色も使用し、いろんな形のパンチングでしゃぼん玉のファンタジーな雰囲気を表現しました。
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Star ort
(待谷 希 様)
従来のイヤーアクセサリーと比べ、革は軽く長時間つけることが可能で高級感もあり、革特有の年月を重ねることによる「味」はあたたかみのある特別なものです。革の素材感とそれを立体的に組み立て、今までにないイヤーアクセサリーを提案します。
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Glass Tights
(山本 武紗士 様)
グラスに履かせるタイツのようなコースター。普段コースターを出しても、ついつい違う場所に置いてしまうことってありますよね?この【グラスタイツ】の上にグラスを置いてタイツを履かせるように持ち上げることで、持ち運べるコースターとして使用出来ます。